一線を超えた言葉

犬コンテンツを見てたら、愛犬家による「この子は気が強いので、云々」との記述。

発信者当人が家族認定したイエイヌの性別を「男の子・女の子」と記すのはおお目に見よう。
口語を文語に変換するための脳の神経が、特定の語句について不全となる脳障害を持った個体なのだと思えばスルーできなくもない。そうした多様性を持った個性に寛容になるスキルは令和の時代を生き抜くには必須である。

だが、「気が強い」は一般名称+述語なので、表現上変換のしようがなくストレートにしか解釈できないので、当方の日本語警察機能が出動。

「気」とは人格の存在が前提として定義されている概念なので、人格のない獣のそれの場合は「気性が荒い」が適正。

 

特定対象への愛情量が一線を超えた人たちが日本語を破壊する場面に遭遇すると、暴力を目撃した時のような驚きを覚え、心臓に悪い。